自主ゼミニュースです。 7月12日(月)の自主ゼミ(Zoom教室)は、21時開始、22時までの開催となりました。参加者の顔ぶれは、20代の若手2人、私を入れて3人でした。 オンライン設定に問題があり、Zoom教室の開始が遅れ、参加ができない方達がいました。お詫びをし、今後の適切な対応をさせていただきます。
ソシラボでは、社会科学に関連する無料の自主ゼミ(ズーム教室)を開催して、参加者が自由に考え話し合う機会を設けています。
現在の自主ゼミは、直近のメディアのニュースなどをみて「何かへんだな」「おかしいな」と感じたこと、「こんなことを話し合ってみたい」ということについて、簡単に発表し、みんなで感想や意見を出し合いながら、考えを深めていくという手法です。
第1テーマ アイルランドで週休3日制度が導入
今回の第1発言は、I 君。
アイルランドで賃下げなしの週休3日制が導入されたが、日本ではこれが可能なのか?
休日増加は、1日の時間延長なし、賃下げなしでなければね。
(1)週休3日は分かったが、一日の労働時間、一週間の労働時間は減ったのか?
(2)週35時間労働というのは、ヨーロッパでは、それほど珍しいこともない。例えば、フランスは法律で週35時間を決めているし、ドイツでは、生涯で2年間は、週28時間というとりきめ(協約)もある。
と、言った話しも出ました。その後、
(3)日本では、最近、週休3日制をと、いう企業もある。政府も「骨太の計画」に選択的週休3日制への取り組みなどが語られるようになった。しかし、毎日の労働時間を延長する代わりにというのが多く、一週間の所定労働時間はそのままだったり、所定労働時間が短縮されると時間当たりの賃下げがあったりする場合もある。
日本ではなぜできないのかな?
(4)どうして、日本では、このような賃下げなしの労働時間、就業日削減ができないのか、考える必要がある。
と、いった意見がありました。
第2テーマ G20企業の所得税15%に?
第2発言は、S 君。グローバル化とデジタル化が進む今日、GAFAなど特にデジタル部門を中心とした多国籍企業による所得税回避にたいしてG20の会議で示された各国の共通租税政策の統一化(15%)をめぐる流れをどうみるかというお話しでした。
あまり、時間が無かったので、この話は、また、後ほど。
「資本家的共産主義」…これは、自由競争段階の資本の競争過程で生まれる投資した資本に対して同じ割合での利潤を要求して生まれる平均利潤法則ですが、諸国家の財政的共産主義のような感じがしますね。結局世界政府による社会的規制が必要な時がくるのでしょうか。
色々な話しがでましたが、きっとこうだということではなく、みんなで考えたなあ、っていう感じでした。
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