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発展クラス

資本論第1巻を学習します。

発展クラス 経済学コース1 資本主義経済の基本法則: 

水曜日       18:00〜19:30 隔週
土曜日 20:30〜22:00 隔週

 ※ 曜日時間は10月20日現時点での予定です

Marx-Engels-Platz
ベルリンのマルクス・エンゲルス像

♠️ マルクス『資本論』の第1巻を学びます。
新自由主義に翻弄されてきた人々は、今日の経済社会の在り方に対して、強い疑義をもつようになってきました。そのことが、マルクスの資本論への関心となり、世界中で、特に若者達が、資本論を読む、社会主義を支持するといった状況が生まれています。
本講義では、資本論の第1巻をサブテキストにして、隔週、概ね1回で1章のペースで、資本論の内容を理解していきます。

◆ 学ぶ意味
私たちが暮らす資本主義社会は、他の時代と同じく、人類史の中のある時期からある時期まで存在する、その意味で、歴史上、一つの特殊な社会です。私たちはこの社会の中にいるため、例えば封建農民が市民社会を想像できなかったように、私たちもこの社会が永遠に続くものだと思っていて、この社会の特殊性について、なかなか考察できないでいます。しかし、この特殊な社会が成立し運動する中で、この社会は私たちにこの社会独特の影響を与えています。

この社会の運動の中心である資本とは何か、それがどう運動するかを捉えることが、この社会が生み出す諸影響について、積極的な側面と否定的な側面を合わせて理解する上で大切です。その理解を深めるために、より詳しく、経済について学び、とくに経済的理由によって発生する社会問題について考察していきます。

♣ テーマ
資本主義社会の成り立ちとの中心法則として資本の運動をとらえます。この法則が、資本主義を発展させる原因でもあり、同時に、貧困、労働苦、失業、恐慌などの社会問題を生み出す原因であることを学びます。

♥ 内容
①商品と商品に現れる社会関係、②貨幣と貨幣の物神性、③資本と資本の一般的法則、④資本主義と労働者、⑤時間・低賃金・過密労働・ブラック企業が生まれる根本原因、⑤賃金、⑥労働時間が延長される理由、⑦イノベーションと労資関係、⑧失業のメカニズム

サブテキスト:マルクス『資本論』第1巻、新日本出版社①〜④を利用します。その他の訳本や、原典をサブテキストとして参加いただいてもかまいません。

講義は、エッセンスを押さえたレジュメに沿っておこないます。

発展クラス 経済学コース2 現代経済  調整中

月曜日       10:00〜11:30
水曜日       10:00〜11:30
金曜日 19:00〜20:30 隔週

 ※ 曜日時間は10月20日現時点での予定です

ニューヨーク・マンハッタン

◆ 学ぶ意味
現代社会は巨大企業の運動が軸となって営まれています。そこでは大企業が勝ち組になり、労働者や中小企業が負け組となる結果が待ち受けています。企業間の収益の格差は拡大し、人々の貧困も拡大しています。
どうして?この問題の原因を考え、金権政治や恐慌や戦争など今日の具体的社会問題にどのように関わるのかを検討します。初級コースを終了されていると、理解しやすくなります。

♣ テーマ
巨大企業が生まれる理由、巨大企業と経済法則の変化、今日の社会問題を考えていきます。

♥ 内容
①経済が発展しても豊かさが感じられないわけー日本が相対的貧困度ワースト上位国である理由ー、②バブル経済が生まれる原因、③少数の巨大企業グループが経済を動かす金権社会になるわけ、④国家の役割が増大するわけ、⑤新自由主義のグローバル化とはちがう「ソーシアルなグローバル化」とは、⑥植民地支配、民族差別、戦争がなくならない理由、⑦どうして日本は戦争国家だったのか、⑧日米関係の問題点ー基地問題や経済的従属を正常化できるかー⑨原発をやめられない理由、⑩過疎過密問題の社会的背景、⑪日本の農業問題、⑫ポピュリズムと民族主義ーヘイトの背景、⑬移民労働者を排除しない条件、⑭労働運動の問題点、⑮デジタル化と未来社会、など。

※ 応用クラス経済学コース1を受講すると理解が進みます。このコースからでもスタートできます。