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10月の開講科目

ソシラボ社会科学セミナーの2022年10月の開講科目

ソシラボの2022年9月の開講講座のご案内です。 日程表をご確認の上、下の予約システムよりご予約下さい。

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< 基礎クラス >  名山教室

 

2週〜3週 社会が分かる考え方

社会の行方は私たちの生活に大きな影響をもたらします。経済や政治の動向の意味や、そこから生じる様々な問題を考える力があれば、いろいろな社会事情に突然まきこまれないように準備できたり、都合の悪いことを変えてよりよい情況に持っていく方向性や展望が見えてきます。

そのためには、社会ってなんだろうと、問い直すことが大切なんです。

思い出してみて下さい。
学校の社会の授業では、地図の見方、色々な地域や国々、日本や世界の歴史、社会制度などを勉強してきました。でも、社会とはいったいどういうもので、どう成り立っていて、どう運動・変化しているか、説明できる人は少ないのではないでしょうか?

社会に生きている私たちが自分たちが生きている社会のことがよく分からないということであれば、なんのための社会科なんでしょうか。社会について、不安だらけになりますよね。

だから、私たちは、自前の勉強や考察を通じて、もう一度社会とは何かを問いかけ、社会の成り立ちと運動を科学的に理解することを、意識的におこなう必要があるのです。

さもなければ、カルト団体に取り込まれたり、努力の方向がまちがって自分の求めるものと真逆の結果をうんだりすることさえあります。

本講座は、社会科学の最初の一歩として、社会を正しく認識するために、社会のなりたちと運動の基本をお伝えします。

4週〜5週 ご先祖様はサル。直立歩行と労働がサルを人にし、恋愛感情まで生み出した。

最近では、ご出身は?あまり出自について、聞かれることもなくなりましたが。大学時代には、「自分は天皇家(南朝)の血筋だ」といった友人もいましたが、私は、「私の先祖はサルでした。その前はコアセルベートといって海中に漂っていました」なんて、答えていました。

さて、ダーウィンの進化論は、ヒトを含む生物が地球誕生からずっとこの姿でいるわけではなく、自らの種の繁栄を求めて、環境に適合し、あるいは環境を変化させて、進化してきたことを示しています。私たちの祖先は霊長類のサルであったことは遺伝形質からも明らかです。

しかし、サルがヒトになる進化は何を条件に発生したのでしょうか。ダーウィンの進化論は、結果としての進化を示しましたが、進化の発生とその作用は明らかにしていません。

樹上から降りて、直立歩行し、身体を今日のヒトにしてきた要因が労働であったことをお話しするとともに、今日の労働と人間の関係も考察します。加えて、直立歩行がヒトに与えた影響の1つが、恋愛ホルモンの形成です。このお話しもちょこっとしたいと思っています。

< 応用クラス >  名山教室

 

2週〜3週 日本人は働き過ぎか?

よく日本人は働き過ぎだと言われます。

え、こんなもんじゃないの?と思ったみなさん。あなたは情報収集の道が封鎖されているようですね。
「日本って良い国だと思っていたのに!」というのが、データを知った多くの人の反応です。

OECDの統計をみると日本人の年間平均労働時間は、世界の22位程度で、OECD平均よりも短くなっています。(https://www.oecd.org/tokyo/statistics/hours-worked-japanese-version.htm)

これはさすがに、短すぎない?と思ったみなさん。正解です。これは、近年、時短労働者(不安定就業者)が増えたために、生じている、いわゆる「統計の嘘」です。

総務省の統計などに基づけば、日本人正規労働者の労働時間は2000時間を超えています。OECD平均とくらべると、年間500時間程度多いのです。労働基準法が定める1日の労働時価の上限が8時間ですから、1日8時間労働に換算し、Ⅰヶ月22日働いたとするすると2〜3ヶ月余分に働いていることになります。

えー、それでこの給料? 日本人は大変です。1975年の欧州委員会の秘密報告で、「日本人は鶏小屋に住むワーカーホリック(働き中毒)」といわれて50年近くなりましたが、その問題は解決されるどころか、安倍の働き方改革で悪化さえしています。

どうして、こんなことになっているのか、日本の企業社会が生み出す、長時間・過密・低賃金、過労死製造体質について、検討します。

4週〜5週 ジェンダーによる差別は誰のため?

最近の話題で、「選択的男女別姓に反対」「避妊中絶に反対」「ジェンダー問題の取り組みに反対」など保守系議員の反対の裏側に、特定宗教団体のロビー活動の影が、取り沙汰されています。

職場や家庭におけるジェンダーによる差別を、少しでも改善できるように、ジェンダーバイアスがかかった社会制度から手をつけていくというのは1つの有効な方法です。特に、全ての人々の平等と人権の尊重を謳った憲法の下にある法律が、その平等性に疑いがあるのだから、改正を検討するというのは当然でしょう。

世界経済フォーラムの『世界男女格差報告書』2022によると、日本の男女平等は146ヵ国中116位と、とんでもない地位にあるとの報道もなされています。

どうして保守系議員がこのような問題に抵抗しようとしてきたのでしょうか。特定宗教団体から選挙応援をして欲しいから、だけがその目的でしょうか?

社会科学では、そういうことをすると「誰が得をするのか」、とくに経済的利益を被るかを考えます。そうすると社会の構造と運動の中からその本当の理由が見えてくるのです。

実はその背景には、女性の経済的地位を押さえつけることで利益が発生する社会構造があります。講義では、日本経済・社会が海外と比べて特異な構造を持っており、そのために男女格差が大きく生まれやすくなっています。問題発生の理由とその改善のために何が必要かを検討します。

< 古典読書会 >  Zoom教室

第1・第3 水曜日 20:30-22:00 F. エンゲルス『フォイエルバッハ論』
科学的社会主義の入門書として、近代哲学の発展を検討しながら、ものの見方・考え方を学びます。

< 資本論学習会 > Zoom教室

第2・第4 水曜日 20:30-22:00 『資本論』
昨年から学習してきた『資本論』第1部の学習が9月で終わりました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。

2022年10月からは、新しく『資本論』第Ⅰ部を第1章から再読していきます。リピ—ターも歓迎です。マルクスが解明した資本主義社会の基本法則をしっかり学び、今日の資本主義を分析する力を養い、働く人々が住みやすい社会のあり方を検討しましょう。

< 自主ゼミ >   Zoom教室

毎週 月曜日 21:00-22:00 参加者がニュースなどを材料に自由に語る無料のゼミです。 10月10日の休日はお休みです。

< ドイツ語 >   名山教室

毎週 日曜日 10:30-12:00 入門〜中級クラスのドイツ語です。

9月の開講クラス日程表

クラスへの参加をご希望の方は、下のご予約システムをご利用下さい。



10月10日は、休日で、ソシラボの業務はありません。ご了解下さい。

ご予約システム

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ご注意 先着順で定員になりましたら、締め切らせていただきます。 キャンセルをされる場合は、講座開催の前日までに info@socilabo.com へメールにてご連絡下さい。 講座当日のキャンセルや欠席は100%の料金をいただきます。

 
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