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古典読書会:エンゲルス『フォイエルバッハ論』で哲学を学ぶ

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古典読書会:エンゲルス『フォイエルバッハ論』で哲学を学ぶ

ソシラボ古典読書会のご案内です。

ソシラボでは、毎月第1水曜日、第3水曜日の20:30~22:00に、Zoom会議を使った古典読書会を開催しています。

『フォイエルバッハ論』で科学的社会主義の世界観・思考の法則を学ぶ

今回から、新テキスト『フォイエルバッハ論』を使った哲学のお話しになります。
哲学というとわかりにくいですね。多くの人が哲学を倫理学と思っていて、社会についての規範を教えていると思っていたりします。

哲学の始まりには倫理学との見分離なところがありましたが、哲学はやがて世界(宇宙や心の中を含む森羅万象)の成り立ちや、思考の方法とは何かを明らかにすることがその主な対象となります。
つまり、世界はどういう構造を持ち、どう運動し、どうなっていくのか。その世界を捉えるうえでも、ものごとはどのように見てどのように考えればよいのか。

『フォイエルバッハ論』は、その中でももっとも分かりコンパクトな入門書の1つだと思います。

著者のエンゲルスは、そのような森羅万象を人間がどのように捉えようとしてきたかを、古代ギリシャからの発展を振り返り、その後の科学の発展や社会の変化を踏まえつつ、特に、近代に急速な発展をみたドイツ哲学、とくにヘーゲル哲学の合理性と非合理生を検討し、それを克服しようとしたフォイエルバッハが主張した唯物論と問題点、最終的にそれを克服した科学的社会主義の発展の過程を、しっかりと画いています。

哲学の歴史ってこうだったのかと驚きがあったり、ヘーゲルの弁証法の合理性とヘーゲルの哲学大系との衝突、弁証法的唯物論の形成過程での議論などを通じて、世界の成り立ちとその運動、わたしたちが物事を考える際に、どのように考えることが科学的なのか、そんなことを教えてくれています。

哲学は『フォイエルバッハ論』に始まり『フォイエルバッハ論』に終わる、といった哲学者もいます。私たちは、今日の科学の発達や社会の発達を踏まえて、エンゲルスが明らかにしようとした、世界と思考にかんする科学を検討していきましょう。

講座の内容

【テキスト】
F. エンゲルス著『フォイエルバッハ論』(科学的社会主義の古典選書),森宏一訳、新日本出版社、1320円(画像をクリックすると楽天市場にリンクします。)

【講義形式】
講義は、Zoom教室でおこないます。

講義は、読書会やゼミでよく行われる輪読形式で、朝日がチューターとして議論をすすめていきます。だいたい、1回に進むぺーじは長くて10ぺーじぐらいです。

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この記事を書いた人

管理人の朝日です。
ソシラボの代表として社会問題で悩む人々のお悩み解決に向けて、色々な講座を開いています。関西出身だけど、鹿児島大好きで、鹿児島をよくしたいと思っています。

短大の退職を機に「社会科学研究室ソシラボ」を立ち上げました。ソシラボは、社会を学び考えるセミナーとドイツ語・ヨーロッパ文化教室、就活生支援「名山塾」を運営してます。
これらの学びを支える書籍の執筆も行っています。

どうぞ、よろしくお願いします。

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