ドイツ語入門講座 (その2)
ドイツ語入門講座の第2回目。今日は、単語として文字を並べた時のドイツ語の発音について学びました。以下では、全ての講義の解説ではなくて、興味深かったと思われるものを挙げてみました。
ドイツ語の主な読み方は、ローマ字読み(とはいえ、カタカナで表記した参考書はあるけど、そのまま日本語的発音では、通じないようですが)。Name(名前)はナーメ。ネームではありません。
ドイツ語のアクセントは、普通、第1音節にあります。外来語は、例外的に第一音節以外の音節にアクセントが来ることがあります。
イタリアに語源を持つFamilie(家族)、Linie(線)は、それぞれファミーリエ、リーニエとieの前の母音にアクセント。ドイツ語だとieはイーという発音だけど、外来語としてイエという発音になる。
Museumは、ドイツ語発音だとムゾイムになる筈だが、ギリシャ語語源で、ムゼーウムと発音。
ドイツ語にはジャジュジョという発音はないが、フランス語語源のガラージェ Garage(ガレージ)、ジェニーGenie(天才)などがある。などなど。tionはツィオーンと発音、オにアクセントがあります。Nationはナツィオーン。
母音の長短は、後に続く子音が1つの場合は、長音。二つ以上続くと単音になります。
母音の後のhは長音の印で、hの発音はしません。
表記法のss、ß(エスツェット)の表記について
スイスではßを廃棄。ドイツではssとßとが使われています。同じく濁らないsの発音ですが、どいう場合にそれぞれが使われるのか。
直前の母音が長母音か二重母音の場合⇒ß Fuß フース(足)
直前の母音が短母音の場合⇒ss Nuss ヌス (ナッツ)
と、なります。
母音がある er は、レーラー Lehrer(教員)のようにer本来の発音が略された発音にはならず、Pferdペーアト(馬)のようにerの本来の音であるエアと発音する。
chは硬口蓋から軟口蓋に大きく息をあてて発音する。
chの後にsがつくとksクスという発音になる。
語尾のb, d, gは濁らずp, t, kの音になる。
語尾の-igはイヒと発音する。
ただしベルリン訛だとイクと発音する。英国からの留学生は皆、イクと発音していて、英国ではそうおしえるのかと感心したことがあります(筆者)。
さすがに標準語のハノーファ。タクシーの運転手さんが-igをイヒと話してくれたときにそう思いました(筆者)。
※ 鹿児島市のソーセージ屋のRheinは本場ドイツのものに近く、少し値段が高いが、美味しいので、100%、麦芽、水、ホップのみのビール(筆者ーこれはドイツのビール法だとそれ以外のまぜものがある飲み物をビールとは言わない)とがあれば、ドイツ気分が味わえる。
なおライン川のRheinになぜhがあるかは不明。
ヨーロッパでは、名前の最後にoが着けば、男性の名前、aかeが着けば女性の名前。
以前はお嬢さんをFräulein(Frau 女+lein ちいさな)フロイラインと言っていたが、現在では、18歳以上の女性は、未婚であっても、Frau フラォと呼ぶのが普通。
ドイツ人の発音は、強く、日本人の息の5倍ぐらいある。長母音などでは、口もしっかりと緊張させて大きな声をだすとドイツ人らしく聞こえる。彼らは大声で語る人々である。
後は、数字の読み方。基数について練習しました。
こんなところで、Auf Wiedersehen!次が楽しみです。